花粉症

2月、春一番が吹くと、多くの方が悩まされる「花粉症」の季節がはじまります。
高尾山付近の山々には、杉の木がたくさん植えられています。
そのため、この地域の花粉の飛散量は半端ではなく、生活面でもいろいろな支障をきたしています。たとえば、屋外の洗濯物や車のボンネットに花粉が付着したりし、私たちを悩ませます。人においては、花粉症の方はもちろん、軽度の症状の方でも、都心部に比べると飛散量が数段多いため思った以上にやっかいです。
少しでも症状が緩和されるよう、早めの対策をおすすめします。
スギ花粉にお悩みの方は、当院へお気軽にご相談下さい。

スギ花粉症でお悩みの方へ。

当院では、スギ花粉症に対して、鼻の粘膜に”トリクロ-ム酢酸”という薬を塗ることにより、 アレルギーを軽減する治療『下甲介焼灼術』を行なっております。

 

下甲介焼灼術(かこうかいしょうしゃくじゅつ)について。

両側の鼻の中に麻酔液を含んだガーゼを約5分挿入し、鼻腔粘膜を麻酔します。
麻酔のかかった状態を確認した後、トリクローム酢酸のついた綿棒を鼻の中に入れ、 鼻粘膜に塗布し焼灼します。
アレルギー反応の主な部分である下甲介に塗布することにより、粘膜が焼灼され、症状の発生が軽減されます。

この治療は、花粉の飛散が始まる2週間前、 1月下旬から2月初旬が最適です。

アレルギー性鼻炎の中でも、特に鼻づまりのひどいタイプの方にも有効です。治療希望の方は、お早めにご相談ください。

 

下甲介焼灼術Q&A

Q: 「焼灼術」って、熱いんですか?
A: 全く熱くありません。
まれに、ヒリヒリ感を訴えることがありますが、再度ガーゼ麻酔を挿入することにより10秒ほどで痛みがなくなります。
Q: 手術後はどうしたら良いですか?
A: 手術後、リノコートという粉状の薬剤を鼻内に1日2回(朝・夕)噴霧していただきます。
2週間後、再来院していただき、鼻粘膜のかさぶたを取り除きます。
Q: 手術によって生じる症状などありますか?
A: 1.まれに、一時的ですが鼻づまりが強まることがあります。
2.手術後3~4日間ほどは、少し鼻血が出やすくなります。

※1.2ともに、必ず指示された受診日に来院されれば、治ります。

 

 

鼻水・鼻づまり(水様性鼻汁・鼻閉)

季節性のアレルギー性鼻炎(花粉症)で起こります。
2月~3月にかけて起こるスギ花粉が代表的です。
6月~8月はカモガヤ、9月~11月はブタクサ、セイダカアワダチ草などで
アレルギー症状を引き起こします。
季節とは関係なく一年中アレルギーを起こすものとしては、ダニ、ハウスダスト
などによる通年性アレルギーがあります。
また、部屋の温度が変わることにより、アレルギーを引き起こす血管運動性鼻炎
があります。

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