下甲介焼灼術(かこうかいしょうしゃくじゅつ)について。
両側の鼻の中に麻酔液を含んだガーゼを約5分挿入し、鼻腔粘膜を麻酔します。
麻酔のかかった状態を確認した後、トリクローム酢酸のついた綿棒を鼻の中に入れ、
鼻粘膜に塗布し焼灼します。
アレルギー反応の主な部分である下甲介に塗布することにより、粘膜が焼灼され、症状の発生が軽減されます。
この治療は、花粉の飛散が始まる2週間前、 1月下旬から2月初旬が最適です。
アレルギー性鼻炎の中でも、特に鼻づまりのひどいタイプの方にも有効です。治療希望の方は、お早めにご相談ください。
下甲介焼灼術Q&A
Q: |
「焼灼術」って、熱いんですか? |
A: |
全く熱くありません。
まれに、ヒリヒリ感を訴えることがありますが、再度ガーゼ麻酔を挿入することにより10秒ほどで痛みがなくなります。 |
Q: |
手術後はどうしたら良いですか? |
A: |
手術後、リノコートという粉状の薬剤を鼻内に1日2回(朝・夕)噴霧していただきます。
2週間後、再来院していただき、鼻粘膜のかさぶたを取り除きます。 |
Q: |
手術によって生じる症状などありますか? |
A: |
1.まれに、一時的ですが鼻づまりが強まることがあります。
2.手術後3~4日間ほどは、少し鼻血が出やすくなります。
※1.2ともに、必ず指示された受診日に来院されれば、治ります。 |
|