急性咽頭蓋炎(きゅうせいいんとうがいえん) |
『咽頭蓋』とは、気管への通路をふさぐフタ(蓋)のことを言います。 食物を飲み込むときにこのフタが閉じ、同時に食道への入口が開き食物が食道へ運ばれる、という仕組みになっています。 急性咽頭蓋炎とは、この咽頭蓋に炎症が起きる病気です。 急激に腫れて痛みを伴い、食物が飲み込めなくなります。 また、浮腫がひどくなると気管支の入り口を塞いでしまうため、呼吸困難となり窒息します。 治療は、呼吸を確保することが最優先となるため、呼吸困難な場合は気管支切開が必要になります。 扁桃腺炎がこじれた場合になることもあります。
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